おかっぱ様

磯良神社

町内の一の関地区にある磯良(いそら)神社は、「おかっぱ様」と呼ばれ、水難よけ・縁結び・懐妊・安産・足腰の病に、ご神徳ある神様として、昔から近郷近在の人々に愛され、幅広い信仰を集めています。
 ここには、全国でもただ一つ、木彫りの河童(かっぱ)が御神体として、祭られております。 神社の縁起書によりますと、創建は今から約 1200 年前の延暦 22 年(803年)、征夷大将軍であった坂上田村麻呂の勧請によって建てられたと伝えています。
 東右衛門という男が、田村麻呂東征の際、水先案内を努め、河童(かっぱ)のような泳ぎで、激流の川(河童川)を泳ぎ、数々の功績を立てたと伝えています。
 この功績により、東右衛門は将軍田村麻呂から、「川童(かっぱ)」の姓と土地を与えられ、さらに彼の没後、かっぱ(河童)明神の祠を建てて、その功績を祭ったとも云われています。

 以来この神社の宮司は、代々「川童(かっぱ)」という姓を名のり、それは今でも変わることなく受け継がれています。 また、境内には河童が好むという、片方だけに葉がついている「片葉の葦」が生い茂り、裏手には河童川(かっぱがわ)が静かに流れ、当時の雰囲気をいまだに保ちながら、田園地帯の自然の中にとけ込んでいます。

おかっぱ様のお祭り

おかっぱ様のお祭り

 旧暦の6月15日は、お河童(かっぱ)様の祭りの日で、多くの参拝の人々でにぎわいます。
今年は、写真にあるように、伝説のロマンも漂う渋い歌も飛び出して、カラオケ大会も大盛況。

河童川のかっぱ

 祭り日には、おかっぱ様から小さな水難よけの、木の守り札をもらい受けます。子どもたちは、これに糸を通して、肩からかけて泳ぎます。すると、溺れる者が一人もでないと、昔からいい伝えられています。
 また、おかっぱ様はキュウリが大好物です。そこで村の人々は、おかっぱ様にキュウリをあげてから食べたり、特に初物のキュウリは、川に流してやるならわしがあります。 
 東右衛門の伝説、木彫りの河童御神体など、我が町は、古くから河童と、深い縁で結ばれている土地です。